今日は、3期目最後の一般質問で登壇しました。
登壇原稿は以下の通りです。
その後のやり取りは、来週半ばに録画配信されるインターネットでご確認頂ければと思います。
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議長のお許しを頂きましたので、通告に従い質問させていただきます。
平成22年の施政方針で、市長は「子どもは『元気』子育ては『楽しく』みんなで『サポート』するまち あつぎ」を掲げ、子育て環境の充実に向けた施策を積極的に展開して、日本一の子育て環境を目指すことを宣言されました。未来ある子どもたちの環境をより良くすることには、多くの市民が賛同しますし、特に子育て中の保護者にとっては、心強く、期待が持てる言葉だったことと思います。
そして、翌年の施政方針では、子育て環境日本一の目標に教育環境も加わり、確かな学力の向上も目指すと明言されました。
更に、先の市長選において、小林市長は日本一のまち厚木を実現するとのマニフェストを掲げ、当選されました。
今後、あらゆる分野で日本一を目指すことになると思います。
日本一を目指すことは、素晴らしいことです。
しかし、気になるのは市庁舎をはじめ街なかの目立つところに掲示されている雑誌のランキング順位を、さも成果のように掲げていることです。
市長ご自身も確かな実績として「経営革新度日本一」「全国3位の共働き子育てしやすい街」「全国6位の災害対応力」を表明されていましたが、これらはすべて雑誌のランキング結果です。
雑誌のランキングは、各自治体にアンケート用紙を送り、その回答でランク付けするものです。
その項目は、全国平均で課題となっていることであり、各自治体の実情に沿ったものではありません。
回答の評価を上げようとするあまり、過剰に手厚い支援やその自治体にとって的外れな事業、逆に見えにくい分野へのしわ寄せや少数派の窮状に光が当たりにくくなること等、懸念される点もあります。
本市の実情や市民の思いより、アンケートの項目を達成することに重きを置くことがないよう注意する必要があります。
そこでお伺いします。
日本一は誰のために、そして何のために目指すのか、目指すことによるメリットとデメリットを認識しておられるのか、少数派への視点が欠ける事があったときの解決策はきちんと検討されているのか、今後の具体的な取り組みと合わせ、何をもって日本一と判断するのか、具体的にご答弁を頂きますようよろしくお願いいたします。